相性の良い税理士の選び方

税理士とご契約する目的で最も多いのが「経理業務の手間と負担を減らす」ことだと思います。

経理業務は大きく分けると、この２つになります。

• 記帳業務
• 確定申告・決算の申告

「日々の手間と負担を減らすために、記帳業務を代行して欲しい」という経営者の方は少なくありません。

また、税務の知識が必要となる「確定申告・決算」については、申告の手間を削減するだけでなく、申告内容の正確性についても「確認してほしい」とご相談いただくケースが多いです。

資金繰りの中でも、融資に関するご相談をいただくことが多いです。

税理士には税務だけでなく、財務の知識を持っているため、

• 融資をどこから受ければいいのか
• 融資を受けるために何をすればいいのか

といったご相談をお受けし、サポートすることも可能です。

最もポピュラーの探し方が「知人・友人の紹介」です。
税理士と契約されている個人事業主の方や経営者の方に、契約している税理士や知人の税理士を紹介してもらえれば、サービス内容や費用感、税理士の人柄がわかった上で、最初の相談ができます。

特に税理士の人柄やコミュニケーションの方法やスピード感が事前にわかることは、この探し方の大きなメリットです。

ただ、知人・友人と相性が良い税理士だからといって、ご自身との相性が良いかは別の話なので、注意が必要です。
知人・友人の事業内容と状況とご自身が置かれている状況は異なるはずなので、紹介時に聞いた情報はあくまでも参考程度に留めておきましょう。

「知人・友人の紹介」のデメリットとしては、紹介された後に断りづらいことが挙げられます。
紹介してもらえた知人・友人との関係性を気にして、相性の悪い税理士と契約してしまうケースも少なくありません。

紹介してもらう場合は、知人と友人へ税理士と直接会ってから契約することを決めても良いか、事前に確認しておきましょう。

ここまでの探し方で見つからない場合は、銀行や商工会に紹介してもらう方法があります。

商工会で開催されているセミナーや無料税務相談で、出会った税理士と契約するケースもあるようです。

銀行と商工会からの紹介という安心はありますが、必ずしも自分と相性の良い税理士であるとは限らないため、ご注意ください。